人としての心とは
昨日、おかんと忍びの国を見てきました。
大野くんの人間離れした身体の動き、圧倒的な軽さ、表情や声のトーンの見事な使い分けが素晴らしかった。
石原さとみちゃんは今までの中で1番好きな演技だったし、鈴木亮平も伊勢谷さんもめちゃくちゃカッコよかった。
迫力がすごかった。
少しだけネタバレになりますが。
アクションもコメディチックな所が多く、もう少し重厚に作ってくれても楽しめたのでは?とは思うけど、それも全てラストの大野くんと鈴木亮平とのバトルシーンのためなんだろうなと感じた。
ここのアクションが本当にすごい。
2人の表情も本当にヤバい。
人の姿をしていても
人の心がわからない人間
人の痛みがわからない人間。
己の欲のままに生き
己の事しか考えられず
人の命も人の痛みも全くもってどうでもいい。
そんな「人でなし」の忍びたち。
現代社会に生きる私たちの中にも
忍びのような「人でなし」がいる。
人としてどう生きるか?
人としての心とは?というメッセージ性もありました。
そして「人でなし」になってしまった理由もそれぞれあるのかもしれない。
なかなか深い。
映画の後、おとんおかんと食事に行きました。
そこでまた色んな話をしました。
父親は自分の両親を早くに亡くし、必死で今まで生きてきたこと。
昔からあったかい家庭を作ることが夢だったこと。
だけど感情のコントロールが出来ず、昔から私とおかんにぶつけてしまって申し訳なかったこと。
自分なりに必死で働いて家族を守ってるのに自分のイライラを責められて、自分が嫌になって辛かったこと。
我慢すればするほど不機嫌になってしまったこと。
おかんは家族でもどんな時も相手のことを考えて不機嫌な態度を出すべきではないと思っていたこと。
私は常に考えてるのに何で2人はこんなにストレートにどんな感情も出すのか理解できなかったこと。
知らず知らずのうちに自分のルールを押し付けていたかもしれないなと思ったこと。
そんな話をしてくれました。
家族といえども違う人間。
だけどつい、子供のことを考えて失敗しないよう、道を踏み外さないよう、傷つかないよう、人に迷惑をかけないようあれこれ色々言ってしまっていたと。
私にも弟にも。
私も心の底から謝って、親の気持ちはありがたいけれどやっぱり経験して学ぶこと気付くことって大きいし、あれこれ言われても親の言う通りに生きることは出来ない。
私もきっと弟も色々考えて自分なりに頑張って生きてるからと伝えました。
いくつになっても親にとっては子供は子供で、親として伝えたいこと、教えないといけないことは言うけれど、2人の考えで自分らしく生きたらいいと言ってくれました。
人は人で磨かれるし
ぶつかることで見えることもあるし
伝えなきゃちゃんと聞かなきゃ解り合えない。
自分に課したマイルールや我慢は
怒りや恨みに変わる。
私たち家族はそれぞれが長年蓄積したものがあって、今回それを腹の底から素直に話し合うことが出来ました。
もちろん私のしたことは許されないし、一生消えないけど。
また新しくお互い思い合ってちゃんと家族として向き合っていきたいです。
勇気のいることやけど
やっぱり自分が心を開かないと相手も開かない。
言いたいこと言うのも責めるのも簡単。
同じだけ相手の話や意見も聞かないと話し合いにならない。
人と向き合うとか深く付き合うとか
正直しんどいこともめんどくさいこともあるけど、逃げたらあかんなって改めて思いました。
私は上っ面で「幸せー♡楽しいー♡」だけのブログを書くつもりはありません。
こちらのブログで伝えたいのは、色々あるけど物事をどう見るか。
それによってどんな幸せがやってきたか。
起こったことをどう乗り越えたか。
それによってどう感じたか。
良いこともあればしんどいこともあります。
色んな自分がいます。
それらをここに書いてお伝えすることで、少しでも誰かが何か気付いてくれたり、同じような悩みを抱えてる人のヒントになったりしたら嬉しいなーと思うのです。
でももし、そんな人がいなくても自分が書きたいから書いてます。
自分のために書いてます。
お客様が言って下さった言葉ですが
闇を知らない人間が人の闇を見つめることは出来ない。
私はこれからも弱くて脆くてぶっ飛んでいきます。
だからこそ出来る仕事があり出逢える方々がいます。
人としてこれからどう生きるか?
女としてどうありたいか?
私もまだまだ「人でなし」です。
だからこそ色んな経験から学び、私はもっと成長したいし人のこともちゃんと理解したい。
自分の心も人の心も大切にしたい。
人として、ちゃんと言葉を選んで伝えたい。
さて。
今日はとっても縁起のよい日らしいです。
今日、新しい自分を始めよう。
新しい気持ちで丁寧に生きていきましょう♡